午前11時、中野区の閑静な住宅地にある国井誠海先生のアトリエへ。

最近改築されたそうで来客にも応じられる素敵な和調の建物で、展示室には先生の作品がずらりと、2階の大和室がアトリエで、いつでも大作がかける状態でした。
国井誠海先生は産経国際書会の創設者で現在最高顧問(91歳)、現代書の第一人者。
長女の渡辺麗さんは、産経国際書会の副理事長、現在は父親の業務も代行されています。

日本の伝統芸術的なものは、どの分野でも堅いと言うか、縦割り組織。
ところが私が惚れこんだ国井誠海先生は違う、現代書に取組み長年努力し続けておられる方なのです。
長女の渡辺麗さんはその思考と技術を継承し、私の話しにも全く同感してくださいました。

でも、父親が苦労したことをよーく知っているだけに「時間がかかるし大変ですよ」とアドバイスもいただきました。

例えば、今回も先生の所に北京オリンピック絡みの相談が7〜8件あって、みんなお金儲けの話ばかり、全て断ったそうです。日中交流とかはみんなやっている割には、何を考えてるの?って感じばかり。
だからお互いちっとも理解し合えないんですね…。

今日はそんなことで、今後、公私ともにお付き合いしましょうとなり大変有意義でした。
帰りに、最新の(国井誠海70〜80歳)作品集をいただきました。ホント素晴らしい。